「背面(リアカバー)に隙間がある」「カメラ側のケースが浮いてしまっている」というケースがありmす。
長年使っている機種によくあるこの症状ですが、動作に問題がないからと言って放置していると隙間に埃や水滴が入り込んでしまい、基盤を傷つけたりしてとても危険です。

↑このような状態で修理にいらっしゃる方、とても多いんです。
今回はこの「背面の浮き」の原因と対策をご紹介します。
液晶や背面が浮き上がってしまう主な原因は「バッテリー(電池パック)の劣化による膨張」
スマートフォンの電池パックにはリチウム電池が使われています。リチウム電池は充電と放電(電池を使うこと)を繰り返すことで徐々に劣化し、さらに電池パック内部にガスが発生してきます。
少しずつガスが溜まっていくことで電池パックが膨らみ、その膨らみに背面が耐えられなくなってしまうと、バックパネルが膨らんだり、浮いたりといった症状が起こってしまうんです。症状が進むと、背面が本体からぱっくり剥がれて電源が落ちてしまったり、隙間にゴミや水滴が入り込んだりといった、本体がダメージを受けてしまう危険性が出てきます。
お持ち込みいただいたもので、背面の浮きから本体にもダメージがあり、Xperiaが起動しなくなってしまったというケースも実際にありました。そうなると修理費用もかさんでしまいます。
また、背面ガラスが割れてしまうケースもあり、手をケガしてしまうこともあります。
Xperiaの背面の浮きは、起動しなくなったり不具合が出てしまう前に、ぜひお早めに修理することをおすすめします。
Xperiaだけでなく、現在スマートフォンで多く使用されているバッテリーは約500回充電すると最大容量が約60%まで減少してしまうと言われています。
バッテリーの経年劣化はどうしても避けられませんし、バッテリーの寿命が尽きれば交換するしか改善する方法はありませんが、使い方次第で劣化のスピードをできるだけ遅らせることは可能です。
気づかずにやってしまうバッテリー劣化を早める主なNG行動には、以下の5つが挙げられます。
①フル充電したあとも電源につなぎっぱなしにする
②ちょっと少なくなったらすぐ充電(継ぎ足し充電)する
③バッテリーが無くなったあと、しばらく放置する
④充電中にスマートフォンを使用する
⑤Wi-FiやBluetooth接続を常にオンにしておく
これらの理由を簡単に解説します。
①~③は同じ理由になります。
リチウム電池は充電と放電を繰り返すことで電気を流す役割のイオンが減り、電気を蓄える力が少しずつ弱まる、いわゆる「劣化」していきます。
電池残量は20%~90%を保つことが一番バッテリーに優しい、最適な充電の割合と言われていますが、①~③は過度に充電と放電をしていることになるため、バッテリーの劣化を早めてしまいます。
(Xperia XZ以降のシリーズには「いたわり充電(Battery Care)」という、設定した時刻になる寸前までは90%前後の充電量を維持して過充電を防ぐ機能が追加されています)
バッテリーに悪影響を及ぼす原因の1つが熱。高温状態は電池内部の劣化を促進します。
充電しながらスマホでゲームをしたり、動画を視聴したりしていると、いつもよりスマホが熱くなる…なんて経験はありませんか?
④は通常の使用以上にバッテリーに負荷をかけてしまうため、より熱を持ってしまい、これもバッテリー劣化の一因となります。
Wi-FiやBluetoothをオンにしていると通常より電池を消費する、という経験もスマホユーザーあるあるですが、これは「デバイスがネットワークに接続する」ことがエネルギーをより必要するということを表しています。
安定したネットワークに繋げられるなら、オンにしても構いませんが、四六時中この2つを起動している状態は、バッテリーの寿命を減らす大きな原因になるほか、通常の電池残量も減りやすくなります。
上に挙げたようなバッテリー劣化につながる行動を極力しないようにすれば、バッテリーはより長く使えるということ。
やみくもに充電をすればいいというものではないので注意してくださいね。
上記の方法で、どんなに劣化を防ごうとしてもバッテリーはいつか寿命をむかえます。そして、キャリアスマホの場合は、長く愛用すればするほど、バッテリーを交換する時期は補償対象の期間を過ぎていることが多いのも現実です。
キャリアショップに持ち込むと、修理扱いとなり、データの初期化、メーカー修理となれば1~2週間の期間がかかることも。